日本の心が、ここに生きている

「今夜は古びた居酒屋で、焼き鳥と焼酎だな」

いつもオフィスでの勤務で、滅多に外出するような機会はありませんが、今日は外出からの直帰となり、頭の中は焼き鳥&焼酎のことでいっぱいです。歓楽街の駅で途中下車して店を物色します。ちょうど良さそうな、古風なたたずまいの赤ちょうちんを見つけ入っていきます。

「ヘイらっしゃい!」威勢の良い声が聞こえてきました。さっそく席に通され注文を終えます。店員は5~6名のようで、みな忙しく動いています。ここで気付いたのですが、店員は全員、南米からやってきたラテン系の方々のようです。追加注文にも「アイよっ!」目を閉じれば日本の居酒屋の親父、目を開ければ全員ラテン系。店の外観は純和風。これがなんか面白くて居心地が良かった。

料理も旨くて満足でした。

 

でも、このように感じるってことは、自分の考えのどこかに「移民=戸惑い」があるってことですね。素直には受け取れていないんでしょう。

元々経営していたであろう親父さん女将さんはどうなったのでしょうか。継ぐ人はいなかったのでしょう。思い返せば数年前からこういう飲食店はしばしばありました。

これからの日本はこの先、良くも悪くも突き抜けていくわけです。

今日のような良い体験が重ねられるのなら、おいしいお酒が続けられるようになっていくのならいいですね。