まだ少しづつではありますが、気温も暖かくなっており、春が近づいています。

また、変な質の者が出てくる季節とも言われています。

私が思い出すのは、街で自転車の男が「ガタンゴトン、ガタンゴトン」「次は〜青物横丁、左側のドアが開きます」「急停車します。プシュー」など奇声をあげているのをよく見たものですが、それはもしかしたら私の住んでいる地域だけだったのかもしれません。

私も四角いバッグを背負ってペダルを漕ぎながらふと思います。「あの奇声モノマネをやってみようか」。しかしまたケーサツに睨まれるかもしれませんし、場合によってはもう普通の人間には戻れないかもしれません。

 

「春一番」(1976年 作詞・作曲:穂口雄右)はキャンディーズの9枚目のシングルで彼女たちの代表的な楽曲です。「雪がとけて、川になって、流れてゆきます〜」「もうすぐ春ですね〜」このデスマスがグッと親近感をもたせてくれます。「ちょっと気取ってみませんか」「恋をしてみませんか」。心がおどる素敵な歌詞が響きます。

またその「春一番」から歌詞がスタートする「微笑がえし」(ほほえみがえし 1978年 作詞・作曲:阿木燿子・穂口雄右)は彼女たちのラストシングルです。キャンディーズらしい可愛らしいメロディーと、また歌詞がすごいです。これまでの名曲を思い出させるフレーズがたくさん登場したり、ハートのエースも見つかったり。。。人気絶頂から普通の女の子へ戻っていくアイドル。そして当時の新しい生活に向かういろんな人たちのシーンにマッチしたのではないでしょうか。