頑張って欲しい。
私は体調を崩したときにココイチに行く傾向にあります。昔から、病院で処方された薬と共に、スパイスの力も借りようという気持ちがあったようです。
仕事の関係もあって青山一丁目のココイチには本当によく行きました。ある日やはり体調が悪かった中で「今日はカレーだ」と訪問。やっぱり美味かった。そして汗もたくさんかいて頭がボーッと、呆然としていて。そのあと会計をして店を後にしました。
100mほど離れたあたりで後ろから呼ぶ声が。「お客様〜!」と店員が走ってきて、私が食後に飲むつもりでカウンターに一錠出しておいた薬を持ってきてくれたんです。「これ、忘れ物でしたので!」。次の瞬間「あっ!そうか、ちょっと待ってください!!」また猛ダッシュで店に戻っていき、今後はお冷グラスを持って走ってきてくれました。
「ハァハァ」と息を切らしているお兄さんのおかげで、私は歩道で薬を飲むことができました。さらにココイチのファンになりました。
カレーハウスCoCo壱番屋は、創業者の宗次德二氏および直美氏が喫茶店を始めたことから始まります。ただ德二氏の人生は壮絶なものでした。
同社では一貫して清潔を保つこと、品質を保つことに注力しており、安心感が強いです。宗次氏は社長になっても、また経営を退いたあとも毎朝自身の施設の清掃をしているそうです。だいぶ前ですが「カンブリア宮殿」(テレビ東京)で見た記憶があります。
清掃といえば王将フードサービスのの故大東社長もそうでした。本社前の早朝清掃を日課としていました。イエローハットの鍵山秀三郎氏も掃除の徹底から企業が繁栄していった。なお鍵山氏は2025年になり、永眠されました。
王将はいま絶好調な感じがします。しかしココイチはちょっと客離れが進んでいるような気がしますね。。。先日に、数年ぶりでビーフカツ食べてみたんだけど「あれ?これだっけ?」という感じもしていて。値上げは致し方ないのですが、味は逆に。。。ただの記憶違いなのか、歳を重ねて舌が肥えて来たのかもしれませんが。
企業が重視することは「利益の最大化」だと思うので、繁盛せずとも利益があれば良いわけです。現在はハウス食品が経営のハンドルを握っており、おそらくそのようにドライブしているのでしょう。
さて我らがウーバー様も利益の最大化に急いでいますね。でもどうしてもオジサン世代には薄っぺらい会社に思えてしまうんですよね。
一方でストーリーに感銘受けがちなところがあります。ディズニーランドのスタッフの神対応とか、任天堂の修理部門の配慮とか、本田宗一郎の伝説みたいな、そんなウーバーストーリーありませんかね。
長くなったけど、ココイチ店員に救われたんだよって話。